1222 the time when I leave friends behind
別れの季節。
四ヶ月の交換留学も終わりを迎えている。オランダで出会った友達とも別れる季節だ。水曜日はガブリエルと別れて、木曜日にはルイスと別れて。今日も数人の友達とバイバイをした。日本であればまたすぐ卒業後も会えるだろうが、海外だとそうはいかない。寮で出会った友達と一番思い出が多い。一番出かけたのも、一番語り合ってのも、一番多く時間を過ごしたのも寮のメンバーだ。飲みに行った記憶がほとんどではあるが、ほんといい思い出が多いなあ。この大学で、この寮で過ごすことができたのは本当に幸せなことだ。またもう一度会えることを信じて、お互い成長してまた会えると信じて。この世界は広いが思っているより狭い。生きているからには出会いがあり、別れがある。大学に入ってあまり別れを経験する機会がなくて忘れていた感覚だ。というかほぼ初めて出会う感覚だ。高校卒業時もどうせみんな日本にいるしすぐ会えるだろうという感じだった。これからさらにライデンでも友達とも別れがあり、日本の大学生とも別れがあるだろう。一期一会、友達との時間を大切にして生きたい。無限にいつでもすぐに会える環境はかなり稀有なことなのだろう。一瞬一瞬を大切にして生きていくしかないんだろうなあ。
そして、今日は最後のテストだった。international children’s rightは今学期最も力を入れて勉強して来た科目であった。1block目はいい成績が取れなくてかなり悔しい思いをした。この科目は単位取得が困難なことで有名な科目であったが、かなり自分なりに真剣に勉強したつもりだった。法律や条約は互いに異なる利益を追い求める利害関係者を包括的に把握し、当時の状況や背景を鑑みて権利関係を判断する学問だと思う。日本語でさえ難しいことを英語でやるのは正直本当にきついものであった。英語では文献を読んで理解することはできても、それ以上のこと、すなわち情報を広く整理し、自分なりの意見を構築し、さらなる課題を設定し自分なりに興味分野を深く掘り下げることが全くできない。時間もかかるし、頭がぼーっとして来て、なんだかやっていて自分が何を考えているのか分からなくなってくる。自分にとって学生時代最後のテストでもあったので、テスト前かなり勉強していたはずだ。幸いにも優秀なオーストラリアの友達や日本人の友達に恵まれ、ノートを見せてもらったり、意見を交換しあったりして理解を深めることができた。しかし、授業の内容は相変わらず分からなかった。正確には、何を言っているのかわかるんだが、頭で理解しつつメモを取ることがかなり厳しかった。
よかったなと思う点は、①早めに人に助けを求められたこと。ノートや分からない点を友達にぶつけて教えてもらううことができた。でもテスト前に教えてもらうのではなく、授業後などに逐一聞きに行けばもっと理解が早まっていたかもしれない。②議論を活性化できたこと。これは日本人の学生二人と一緒に勉強したり、議論を活性化させる発言を積極的にしたり、議論をイニシアティブをとって勧められたことではないだろうか。③分からないなりに本質を突いた学習(テスト対策)ができたこと。日本にいた時はだんだん先生が何を大事にしていて、何を伝えたくて、何をこの勉強から学ぶべきなのか、すなわち何がテストに出るのか、がかなりの確率でわかるようになった。まあこれもかなり勉強してからじゃないと分からないことではあるが。。
克服しないと行けない点は、①英語力。学生の6割ぐらいがネイティブで、彼らよりも理解力が追いつかないのは仕方のないことだとして、残りのnon-nativeの学生と比較してもかなり英語力が足りないと感じた。毎週の膨大な量のリーディングを短時間で効率的に読むのはすごくハードルが高い。しかし、日本人の学生含め、他のnon-nativeの学生も自分より圧倒的に読解力に長けていると思った。受験である程度読解力は培ったつもりであったが、まだまだ圧倒的に量が足りないのだろう。日本語の本を読む時も最初は難解な本をスムーズに読むことは骨の折れるものであった。読書は格闘というが、まさにその通りだと思う。スピーキング、リスニングはいうまでもない。ダンスも最初は恥を書くのが怖くてなかなか人前に出て踊れないものだが、そんな中で自分のベストを恥じることなく曝け出してガンガン挑戦していく人が上手くなるのだと思う。自分は周りの先輩方が温かく見守って下さったお陰で、ダンスにおいてはかなり人より早く上手くなったと思う。この恥を書くのを恐れず自己ベストを曝け出す、というのが大切だ。会話を楽しむ、自分の英語力を曝け出す、というのではなく単に会話を楽しみたい、そういう感覚でガンガン話して生きたい。残りの留学生活、積極的に英語で話していく姿勢を大事にしたい。②忍耐力が足りない。分からなくて嫌になってすぐ家に帰ってしまうことがあった。世の中は「作用反作用の法則」が支配している。ほんの少し、あと一歩押し出す力こそが大切だ。もうダメだと思った時にもう踏ん張りすると意外と上手くいくものだ。何事も達成しようとする時に壁が立ちはだかるものだ。当たり前だが達成が困難なものほど壁が高いというものだ。壁が高いと感じる時はそれなりに難しく意義あることをしているということを認識した上で物事に取り組む。その法則を常に心に据え置いて物事に取り組む。それが達成するための秘訣ではないかと感じる。ネットは人の生活を便利にした反面、情報が氾濫しいらない情報も処理する必要が出て来た。一人の人間ができることなど限られているからネットはほどほどにして情報を精査し、取捨選択する必要がある。パッと読んだネットの記事なんかすぐに忘れてしまうし。ネットの時間を減らして読書に当てる時間を増やす。残りの学生生活これを意識する。テストweekが終わってスイスに向かいます。
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