0120 Lisbon Day1
リスボンは大きく東西2つの地域に分かれている。
我々が初日に泊まったホステルは東側に位置していた。東側はレストランが多いが、観光地は少ないため、この日の午前に全て回ることができた。よく分からないエレベーターに行き、そのあと高台まで歩いてリスボンの都市全体を眺めた。リスボンは海沿いにメインの観光スポットがあり、山の麓にレストランやホステルなどが並ぶため、徒歩で移動するとかなり大変だ。朝から5キロほどアップダウンの激しい坂を上り下りし、ヒルは予め友達からオススメされていたところでランチを食べた。中は地元の人で賑わっており、5€とは思えないほどのボリュームであった。私は鱈の煮たやつを食べたが、あんなに身の肥えた鱈は食べたことがなかった。
安くてうまい我々が探し求め店の共通項を演繹すると、⑴大通りから一本入ったところにある⑵地元の人で賑わっている⑶google mapの評価がそこそこ高い。以上3点を満たしているとほぼ間違いない。完全にdataismに取り憑かれている。グルメサイトでインターンをしていた身としては、海外でこうした安くてうまい店に辿り着くことは旅の醍醐味であった。圧倒的にデータを保有するグーグルにお手上げかと思われる一方で、料金で絞り込めない、たまに凄い店なのに評価が悪いなどグルメサイトが優位性を感じるポイントもかなりあったと思う。
その後ホステルに戻り荷物を取って、次のホステルに移動した。次のホステルは西に位置しており、移動には1時間弱かかる。路面電車は観光客で賑わっており、押しつぶされるかと思った。日本でいう江ノ電みたいな感じだろうか。ホステルの近くに世界一のエッグタルトを名店があるので行ってみたが、予想以上の行列で諦めた。これほどの行列をたかがタルトで見たことがない。滞在中に行って見たい。そして、このリスボン旅行の最大の目的と言ってもいい、発見のモニュメントへ向かった。エンリケ航海王子はポルトガルの大航海時代の基礎を築き上げた英雄であり、本を読んでから彼のことを尊敬してやまない。海の向こうはマグマが滾っていると噂されていた時代に、死をも恐れず航海を支援し、最終的にアフリカ大陸最南端喜望峰へと到達した。エンリケが見た海を臨んで、改めて彼の偉大さを感じた。高貴さと野蛮性の両輪を回転し続けた人だと思う。挫けそうになったらあのエンリケが見た大西洋の眺めを、夕日を思い出したい。そのあとはtimeoutマーケットに行って晩御飯を食べた。まあ普通。旅で下が肥えすぎたか。
写真はiphone不調のためないです。
残念無念
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